当社は民間物件の積算を主体とし、現場の生の声を反映する事務所です。

「急な物件に対応できるよう、積算事務所をもう1、2社確保しておきたい。しかし初めて使う所は手の内が分からず不安だ・・」
このような不便を感じておられる方に、積算事務所にも2つの体質があることを紹介します。
それは、

1 ゼネコンを主な得意先として民間建築物の数量積算をする所
2 設計事務所を主な得意先として公共建築物の数量積算、値入までする所

この1と2の詳しい内容、長所、短所を下記にて述べます。

1 ゼネコンを主な得意先とする所
 ・元々ゼネコンに勤務していた人が開業することが多い(現場経験者)
 ・電話一本で迅速にスタートし、短期間で数量積算を終える。
 ・約束の日時を100%完璧に守るのが常識である。
 ・内訳書を使って下見積する必要性から、職種別内訳を心得ている。
 ・依頼主、各社の仕様に合わせ、表現方法を自在に変えるようにしている。
 ・石・金属工事等の役物をヶ所計上し、分かりにくい物は図面番号を入れるように注意している。
 ・一旦完了した後もVEなど、追加・変更業務に快く付き合う。
 ・値入れ作業まで任されることは少ない。

2 設計事務所を主な得意先とする所
 ・積算事務所に勤務していた人が開業することが多い(現場経験無し)
 ・事前の予約によって業務を進めているので急な申し込みには対応しない。
 ・業務の途中で何度も設計変更が入るので、最初に約束した納期を守る必要はない。
 ・納品先が役所なので、検査官が理解しやすい内訳書を作っている。(現場の実態に合わない場合がある)
 ・この為、工種の中に色々な物が入り混じり、下見積の徴収に向かない。
 ・依頼主、各社の様式に合わせて表現を変えることはなく、一定である。(使い勝手が悪い)
 ・「建設物価」など刊行物を使って値入れすることに慣れている。
 
では、業者見積と設計見積とではどんな点がちがうのでしょうか。
 ・公共工事には会計検査が付きもので、ピッタリか、少ない目の積算が要求されるのに対して、
 民間ではピッタリか、少し多い目が良いとされる。
 ・業者見積は各職種の区分けを明確にするが、設計見積ではどこかに入っていれば良い。
 例えば吹付けタイルを左官工事に入れたり、LGS下地を金属の中に混ぜてしまうなどの問題があります。
 ・業者見積は各社独自のスタイルがあるのに対し、設計見積は標準型一種類のみ


もちろん当社(建築見積センター)は、1のタイプです。


【 業務内容 】

建築物の各材料の数量拾い出し・内訳書作成
型枠工事・タイル工事・左官工事・木工事・内装工事などの各専門職種の数量拾い出し・内訳書作成
完成内訳書の調査・鑑定


【 使用アプリケーション 】
NCS / HELIOS 躯体計算集計
鞄積サーベイ社製
TDS見積Exa Ver4 内訳書作成編集 .mtz形式 .mtd形式 .csv形式 .bcs形式対応
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Excel2013 自社開発ワークシートを使用し、仕上、躯体、建具等の計算全般
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